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2022.10.25
■住宅供給期待値全米ランキング/Emerging Trends in Real Estate 2022 不動産市場
コンサルティング会社のPWCが毎年発表する Emerging Trends in Real Estate 2022全米を代表する80都市における不動産ランキング(住宅、商業、開発、賃貸等の不動産総合評価)によると、ノースカロライナ州の都市が近年躍進しています。2022年においては、多数の日本企業も進出しているResearch Triangle Parkを中心とするRaleigh-Durhamが全米2位、住宅供給期待値は全米1位となっています。
中古住宅の賃料も上昇しており、他の上位都市と比較しても利回りはまだ高い印象で、周辺エリアにはお手頃な価格帯で将来的に期待値の高い物件が数多くございます。
■North Carolina州 Research Triangle Park(RTP)周辺エリア
州の中心に位置し、全米最高レベルの Tier 1 研究大学 3 校–
デューク大学(Duke)、ノースカロライナ州立大学(NCSU)、ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)、–を結ぶ「三角形」をResearch Triangle Park
Areaと呼ばれております。ミクロ的観点では他の大都市より交通渋滞が少なく、マクロ的観点では東海岸の各都市へのアクセスも良く、ビジネス/生活利便性が世界中から高く評価されています。
下図やグラフからも分かるように全米屈指の教育・研究機関が集積しており、教育水準の高い都市であることが分かります。
■「外国企業が投資しやすい米都市」第9位 日経10/6 夕刊
米国国内の不動産投資市場で人気のNorth Carolina州ですが、日本企業にとっても投資先として集中している傾向にあります。
ノースカロライナ州で建設予定の電池工場に追加投資発表 2022/9/1 日本経済新聞 朝刊 ビジネス2
Chatham郡に完全自動化200mm SiCウェハ製造工場(世界最大級)を建設発表 2022/9/28 TECH+
子会社FDBがHolly Springsにバイオ医薬品の大型製造拠点を建設発表 2021/3/23 JETROビジネス短信
2021年4月26日に米APPLE社がプレスリリースにて、5年間で全米で4,300億ドルの投資をすることを発表しましたが、そのうちの1億ドルは、まずRTPエリアに新社屋とエンジニアリングハブを建設予定とし、3,000の雇用を創出し、ノースカロライナ州全体に1.5億ドルの経済効果をもたらすとしております。コロナ禍においても積極的に開拓される市場であり、人口増加傾向が顕著で未来が楽しみな都市です。