■住宅平均賃料ランキング2022 不動産市場

2022年米国では、年明けから、州毎に順次、コロナ禍で敷かれていた家賃滞納者の強制退去猶予措置が失効し、 賃貸マーケットが勢いを取り戻し、エリアによっては前年と比較して平均賃料は大幅に改善されました。全米でも、賃料が高いエリアは、ニューヨークシティを中心としたニューイングランドの東海岸の主要都市及び西海岸のカルフォルニア州に集中し、賃料の上昇率だと、東海岸の都市部が顕著に伸びました。
そこで、FIFA ワールドカップで盛り上がっていた昨年12月に、弊社でも、レンガ造りの物件が多いという"先入観"で、取り扱い件数の少なかったニューヨークシティ及びハドソン川の対岸のニュージャージー（Jersey City, Hoboken）に3年振りに出張に行ってまいりました。偶然にも、北中米共同開催のワールドカップ2026の決勝戦の舞台が、ニュージャージーのMet Life Stadiumで行われることは、現地に到着するまで全く知りませんでした。

■HOBOKEN, New Jerseyエリア～レンガ造風の木造住宅

■鑑定評価書取得

外見はレンガ造にみえる物件でも、実際の構造が木造であるかどうかは、専有部の改修工事を行う場合に確認できることが多いですが、日本で確定申告を行う皆様は、外見上レンガ造にみえる物件を木造であることを客観的に示す必要性が生じるケースに備えて、現地の鑑定評価書を取得することをお勧めします。
写真で示している規模の物件であれば、１件あたり$1,500程度で、納期は1.2週間程で納品されますし、確定申告に必要な、構造や築年数の他にも土地と建物のそれぞれの評価額も提示されます。固定資産税評価は自治体毎に評価基準が異なり、毎年変化しますので、鑑定評価書を取得しておくと良いと思います。周辺の市場と比較した情報も示されますので、取得時の物件価値を市場と比較して現状把握することが可能です。物件を取得検討される際に行う、建物調査(Inspection report)とは異なりますので、予めご承知おきください。

■トリプルネット賃貸契約-店舗付集合住宅

1Fが店舗となっている集合住宅は、地域に根差した安定的な運営をされているビジネスがテナントとして入っている場合、上階の住居用賃貸ユニットと比較しても賃料が高い傾向にありますので、投資物件として安定的なキャッシュフローを実現できる可能性があります。
また、契約によっては、賃貸している店舗テナントが、建物全体の固定資産税・火災保険・公共料金の一部等を負担している場合があり、オーナーとしては、通常の住居用アパートの場合は本来負担する費用が軽減されることとなり、よりキャッシュフローが安定し、利回りが向上したり、建物のメンテナンス費用に回したりすることができます。HOBOKENエリアでは、価格単価はNYCと比較して低く、規模も小さいものが多く、且つ賃貸需要と賃料の上昇率はNYCを上回る傾向にあります。NYCの中心より地下鉄一本で20分程度のアクセスの良さですので、これからまだ暫くは良い物件が出てくると思います。

■HOBOKEN エリアの購入事例- マンハッタンビューのバルコニー付集合住宅

丘の上に建つ3ユニットの小規模集合住宅。東側に開口されておりマンハッタンが一望。
昨年、リノベーションからテナント付まで半年かかりましたが、大幅な賃料増を実現しました。市場の成長に見合った賃料へステップアップできた成功事例です。取得から改修工事、賃貸付、その後の管理、売却までを安心してお任せいただける体制を構築しております。
米国東海岸は、ＮＹやＮＪのみならず、他にも魅力的なエリアを開拓しております。

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