クアラルンプールに入りました。 日本はゴールデンウイークに入りましたが、昨日から5月8日まで全3コース総人数20余名の参加が予定されています。 やはりシンガポールからクアラルンプール(KL)までは、ほとんど国内線感覚です。 7時50分に自宅を出て、チャンギ国際空港に到着したのは8時20分。9時10分発のエアーアジアのフライトに乗って、10時にはKLのローコストキャリアー専用空港(LCCT)に到着(飛行時間25分程度)。空港からKLCC(クアラルンプールの中心地)までは、タクシーでほぼ1時...... Read More
さて、1月から続けているこのブログですが、私の記憶では、そろそろ人生で日記を継続した最高記録に達していると確信しています。 この未踏の記録にチャレンジして来れたのも、『ブログ見ましたよ。面白いですね』と言ってくれる奇特な方の存在です。 最初のうちは、次は何書こうかなどと、ネタ探しにプレッッシャーがかかっていましたが、最近は『どうせ、周りはたいして期待してない』とあっさり気付いたので、意外に楽に書けるようになりました。 ところで、今日はいつもの固い話はやめにして、息抜きのエピソードを。 ...... Read More
シンガポールで来月7日に総選挙が行われるのはご存知でしょうか?
日本でも先般統一地方選挙が行われ、与党が惨敗していましたが、このシンガポールでも今回は、1972年以来の与野党激突というマスコミでの取り上げ方は、かなり白熱しています。
そもそもシンガポールでは、建国の父と言われるリークワンユー氏が創設した人民行動党PAP(Peaple Action Party)が圧倒的な多数で政権を握り続け、ほぼ一党独裁というのが正しい認識です。そういう意味では中国の共産党と違わないわけで、明るい北朝鮮と言われるほど、政治は完全に一党独裁体制です。
ただし、中国と違うのは、一応立派な選挙制度ができており、住民が投票により議員を選出することが保証されている民主国家であることです。
よくシンガポールは、世界一の運用実績をもつファンドマネージャー国家とか世界一経営に優れた国家などと言われる通り、国家の安全保障上の観点からも世界中に投資をおこない、国民の年金、税金などを最大限に運用しており、国民からも高い評価を受けています。シンガポールの若者に70%は未来に希望が有るなどという統計が有ります。(シンガポールの新聞が1月に発表していました。ブログでも紹介しました。)与党の選挙対策という見方も有りますが、実際にシンガポールの人たちは大変幸せそうです。
ところが、ここに来て、今回の選挙は、住宅問題で与野党間で住宅問題でかなり議論が白熱しています。
野党の労働党(WP)の党首がマニュフェストとして、HDB(Housing Development Board の略で、政府系住宅開発開発公社。シンガポールの分譲住宅のうち85%を占める。)の住宅価格を下げる為に、政府の土地払い下げ価格の引き下げや、コストベースの価格設定、中間所得層の所得水準にリンクした販売価格システムの提案が盛り込まれています。
これに対し、与党であり国家開発相であるMah Bow Tan氏がTVの取材に答える形で反論。HDBは民間の開発分譲物件に比べ安く、シンガポールの第一次取得層に対する資産形成にも十分機能を果たして来た。現在も中間所得層が購入できる水準に有るし、土地価格を意図的に下げるのは国家に対する背任行為であるとともに、国民の資産形成上もマイナスの影響が大きい。供給を増やすことにより、投機的な価格上昇を抑えることも可能であるとして、真っ向から反論しています。
シンガポールの不動産価格は、2000年代の前半はほぼ横ばいで推移しており、香港の7割程度で推移してきましたが、ここに来て香港も2009年から急騰。2000年後半から移民政策を緩めたことによる人口増やカジノ建設などのインフラマネー等も入り、不動産価格は急騰。香港の9割近くまで上昇しています。ここにきて、総選挙が盛り上がっているのは、昨年GDP成長率14.5%で絶好調の経済で、国民に特別税金還付(財政健全な国はうらやましい!)なども発表されているように、特に政府に不満がないと思われ、いつもの無風選挙と思われたところに、この住宅問題が浮上したのです。
唯一住宅高騰は、もたざる労働者、庶民には不満の材料であり、この問題をキャンペーンにはった労働党は勢いを得ている様子で、Mah氏の発言を巡って世論は久々に政治に関心を示しているようです。
とはいえ、シンガポールでは与党以外で政治活動を行おうとする人がほとんどいないため、今回も選挙区によっては無投票で、与党PAPからの候補者が定員数の全員当選するという選挙区も出ています。リー・クワン・ユーさんも14回目の当選が決まったようです。
政治が混迷する日本では、考えられない、おもな争点が『公社の販売する住宅価格問題で、選挙が建国以来盛り上がる』という、ある意味うらやましい国です。
ちなみに、HDBの住宅はシンガポール国籍を有するか、PR(永住権)をもっている人しか買えません。一声、民間の分譲住宅の半分の価格です。(立地が同じであれば)
下の写真は、今私がテンポラリーに住んでいる民間分譲マンションに隣接するHDBの中では新しく、かつ非常に人気の高い物件です。
立地は、シンガポールの西部のDoverエリアで、周りは名門学校(Anglo Chinse Schoolやリークワンユーが創設したUWC Dover校、シンガポール国立大学)がある文教地区です。価格的には、HDBはS$500/sqf(㎡単価35万円前後)で、今私が仮住まいしている物件Heritage View(民間分譲物件。右下)だと単価的にはこの倍(S$1000/sqf)くらいです。写真で一見するとDover Garden(HDB)のほうが明るくて良さそうに見えます。(かなりイメージの良いHDBです)
実際には、Dover Garden(左下)は築1年、Heritage Viewは築10年以上です。尚、一般的には、HDBはプールやジムなどの施設はありません。
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22日付のマレーシア経済紙の報道として、シャリア法に適合した世 界最大規模の不動産投資信託(REIT)であるAxis Global Indutrial REITについて、マ レーシア証券取引所への上場が当初予定の6月初めから1カ月程度遅れ、同月末か7月初めになるとロイター通信が伝えました。REIT内に組み入れ予定の日本の不動産2物件が宮城県の岩沼市にあり、今回の東日本大震災で被害を受けたためです。 同REITを運用するAxis REIT Managersは、この不動産2件を対象資 産から外し...... Read More
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