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9月 20
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半年ぶりのミャンマーです。ヤンゴンで最も高いSakura Tower の最上階のカフェからの眺めです。



 

レストランやホテルに行っても今は最も多く見かける外国人が日本人なのは、このヤンゴンかもしれません。昨今の日中、日韓関係の悪化により、東南アジアへのシフトが加速することは必至ですが、その中でまたミャンマーもますます注目されるでしょう。10月からANAが直行便(全席ビジネスクラス)がヤンゴンに就航するようですし、いよいよ日本のミャンマービジネスは本格化します。

不動産開発や投資は、外国人や外国企業には解放されていませんが、外国投資法の改正も行われ、少しづつではあるが、規制が緩和される方向であり、近い将来にはなんらかの動きがでるものと思われます。

ヤンゴン市内ではバイクが禁止されていますので、バスや車が主な交通手段ですが、道路も悪く渋滞も日々ひどくなって来ています。電気、道路などの基本的なインフラ整備が急がれます。とにかく、オフィスやホテル、外国人向けの住宅がほどんどないので、投資を呼込む為の不動産開発が必要です。とにかく、写真でもお分かりのように、まだほとんどクレーンが上がっていないので、開発ポテンシャルの大きさはいうまでもありません。

昨日は日系のアパレル工場の視察をしましたが、予想以上に手作業が多く、1000人以上の若いミャンマー女性がひしめいていました。日本語でかかれた値札まで丁寧に取り付け、そのまま日本のデパートに納入するようです。コスト面では、中国でもほとんどアパレル関係はミャンマーやバングラディシュにかなわないでしょう。



 

外国企業投資法が下院で大幅に修正されたり、政治の方向性も不透明な部分がありますが、後戻りは無いだろう等の見方が大勢です。
ここ数日、スーチーさんのアメリカ訪問で、CNNなどアメリカメディアは米議会などがスーチーさんを持ち上げている様子を取り上げていますが、現地では意外にテインセイン大統領の評価が高いことに驚きました。昨晩も現地の情報通と会食し、情報を交換しましたが、2015年の大統領選挙では、必ずしもスーチー氏が当選するとは限らず、またテインセイン大統領の後継者のほうが良いのではないかという意見がありました。スーチー氏率いるNLDは、反対する野党としては優れているが、政権を取って運営して行くのはどこかの国の現政権と一緒で、能力は疑問視されているようです。
いずれにしても日本企業は、ミャンマーへの進出が加速することは確実であり、政治体制や規制の緩和状況に目が離せない状態が続きそうです。
ところで、出張時の携帯電話のローミングサービスやホテル以外でのカードの支払い決済はまだできないのと、市中で外貨で交換できるのは米ドル、ユーロ、シンガポールドルに限定されている(日本円はだめ)などの不便さは、久々に発展途上のアーリーステージを実感できます。
余談ですが、シンガポールと時差1時間半という30分単位の時差は修正した方がいいと個人的には思います。

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