札幌に出張に来ています。
某地方銀行の要請で、同行の取引先で中国人向けに不動産を販売する企業向けにセミナー講師として登壇しました。
北海道は、やはりニセコを中心に外国人がリゾートマンション、別荘等の販売で実績が多く、中国人富裕層の動向にも非常に関心が高まっています。
ニトリが千歳で中国人向けに戸建て住宅を17戸販売したのは、マスコミでも相当報じられていますが、中国人の投資実績的には他のエリアよりも多いものの、やはり送金問題や円高がありここにきてブレーキがかかっているような情況のようです。
また、水源を狙う中国人などの話も相当騒がれていますが、実施には北海道の不動産業者も何が真実なのかどうもはっきりしないようです。
そもそも中国大陸からの中国人と、台湾人、香港人、シンガポール人やマレーシアの華人と区別のできる日本人がどれだけいるでしょう。
やはり北海道でも実際に投資しているのは送金規制のない香港人・台湾人が中心のようです。
ところで、このセミナーに参加していた温泉ホテルを経営している上場会社の社長から伺ったお話ですが、ここに来て、タイやマレーシアからの観光客が増えているそうです。数ではやはり中国人、香港、台湾人にはかないませんが、伸び率で言えばタイやマレーシア人がここに来て非常にのびているそうです。
そういえば、先日クアラルンプールのブキッビンタン(KLの銀座通り)のユニクロでヒートテックを来たモデルの広告があり、何か変だなと思っていましたが、この季節に日本やヨーロッパーなど北国へ旅行する人の防寒具需要をターゲットにしていたのです。KLのユニクロでダウンジャケットが結構売れているのも、納得がいきました。
南国の人に取っては、冬の海外旅行が魅力で、防寒着を着ておしゃれをしたいらしいです。
先日のブログにも書きましたが、北海道は、季節のない南国からの投資家にとっては非常に魅力的なDistinationであることを改めて実感しました。