9月 08
本日のシンガポールの経済紙Business Timesによると、シンガポールの大手デベロッパーのKeppel Landが、地元大手コングロマリットのShwe Taung GroupとJVでオフィス、サービスレジデンスの大型複合開発に乗り出すことを発表した。すでに、今年の5月には第1期として、23階建て、33,400㎡のオフィスビルへのJV投資は発表済であったが、これに加え、第2フェーズとしてサービスレジデンスに40%の出資割合で、USD48.6Milを投資する計画を発表した。
サービスレジデンスの規模は、延床面積が約50,000平米で、260室でオペレーションはSedona Suiteというブランドで運営される。Keppel Landは、1993年から、Sedona Hotelで進出を図っており、昨年このホテルも29階建てのアネックスを拡張したばかりである。
場所は、ヤンゴンのCBDのジャンクションCityで、パートナーのShwe Taung Groupは、建設会社を傘下にもつコングロマリットで、すでに日本の東急建設とJVで建設会社Shwe Taung Tokyuも設立しており、外資との提携を加速化している。
ミャンマーは、昨年10月の総選挙の結果、政権交代が実施され、不動産開発の許認可が停滞していたが、ここに来て、ようやく外資の大型プロジェクトを中心に許認可が動き出したようだ。日系でもYankin地区で大手ゼネコンが大型の開発許認可を取得したとの情報も入ってきている。
いよいよ最後のフロンティアと言われて久しい、ミャンマーも本格的な外資の大型開発が始まりそうだ。