preload
6月 15
このエントリーをはてなブックマークに追加

今日のシンガポールの経済誌The Business Timesの1面の一画に目を引くタイトルがありました。

Romancing the Stone for sparkling gains

魅惑の宝石がきらめくような投資利益を生む

1884年のアメリカ映画 Romaincing the Stone 秘宝の谷(キャスリーターナー/マイケルダグラス)のタイトルを思い出し、つい読み始めたら、やはりここはシンガポール、さすがに投資の話が1面の一画を占めていました。

昨今の投資マネーは、世界経済の不透明感から株式市場から金やプラチナ、銀、原油などの現物資産にリスク回避として流れています。

そんな中、ダイアモンドに投資するウルトラ富裕層を対象としたオークションイベントがシンガポールで開かれるようです。

同紙によると、6月28日〜30日にシンガポールダイアモンド交易所(SDX)主催で、チャンギ国際空港に隣接したシンガポールフリーポートで行われます。(シンガポールフリーポートではGSTいわゆる消費税が免除されます。)参加者はUSD30Milの投資がすぐ可能であることを証明された選抜された10名で行われるとのことで、有名なジムロジェース氏を含み、地元シンガポール、日本、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアの投資家が招待されているとのこと。

過去60年間を振り返り、金融危機後の投資商品の中で唯一2桁価格上昇が狙える商品だと力説しているコンサルタントの話が紹介されています。

彼によると、ダイアモンドの良さは現物で実際に移動が楽で価値の高い資産はダイアモンドだということです。確かに数百ミリオンの金額を動かすのに金だと10トン近くの重さになるが、ダイアモンドはその点優れていると説明しています。

我々庶民にはどうしてそんなに大きな金額の資産を物理的に移動させる必要があるのか感覚がよく解りませんが。また、実際には保険料や保管にかかるコストが相当かかりそうな気がしますが。

まあ、庶民の感覚では計り知れない投資商品です。世界のウルトラ富裕層の間で今後投資商品としてブレークするのか、富裕層のHUBといわれるシンガポールでのダイアモンド取引所のイベントが見物です。

尚、次回のオークションイベントは、9月の23−25日のシンガポールのF1クランプリ開催時にあわせて開催されるそうです。

 

Related posts:

 
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントの受付は終了しました。