先日、当社はニューヨークで40年以上の業歴をもつFurumoto Realty of NYの日本法人フルモトトウキョー社と業務提携を発表しました。
http://stasiacapital.com/archives/2011
Furumoto Realty of NYは、日系3世の古本武司CEOが創業し、ニューヨーク・マンハッタンをはじめ、ニューヨーク周辺に5店舗、6支店を擁し、40年以上にわたる現地での不動産取引の実績があります。住宅のみならず、オフィスや商業店舗、工場・倉庫案件も取り扱う総合不動産エージェントであり、人種の坩堝であるニューヨークの特性に応じて顧客のニーズに合ったサービスを提供しています。
この提携をベースに当社は日本の個人投資家の皆様にアメリカ不動産投資に関しても投資コンサルティングサービスを提供できるよう準備を進めております。
6月29日には、ニューヨーク不動産投資セミナーをFurumoto Realty of NYから講師を招いて開催予定です。また、8月25日から28日まで現地集合のニューヨーク不動産投資視察ツアーを開催致します。
今回は、事前準備のため5月12日〜17日までニューヨークに出張して参りました。
以下、ニューヨークの視察報告をさせていただきます。
ニューヨークの五番街といえば、テイファニーなど世界のブランドショップが建ち並ぶ東京でいえば銀座ですが、まさにティファニーの隣にあるニューヨーク高級コンドミニアムの象徴であるご存じトランプタワーの売り物件を視察しました。
ニューヨークの不動産と言えば不動産王ドナルドトランプが有名ですがですが、同氏の開発したトランプタワーはマンハッタンに何棟もありますが、その中でも最もプライムな立地がこのトランプタワーです。外観、共用部のイメージは、黒と金の所謂トランプカラーで、いかにも成金主義的な80年代の象徴的なイメージのビルです。40階の100㎡の1ベッドルームは約2.5億円。坪単価830万円。築年数30年を超える物件ですが、まだまだ取引は活発のようです。
管理費は約30万円と高額でネットの利回りも1−2%程度ですが、そもそも管理費や利回りを気にする人にはおすすめはできません。とにかくニューヨークのトランプタワーを持っているというステイタスなのでしょう。ちなみにニューヨークのコンドミニアム市場はリーマンショック以降、15%程度下落しましたが、(大底は2011年の秋)今年に入り、取引が活発化。在庫を吸収し、ほぼリーマンショック以前の水準に戻したようで、今年の下半期から本格的に上昇気流に入るという現地エージェントの意見でした。マンハッタンは供給が限られ、世界からマネーが入るため現在品薄感があります。相変わらず空室率は2%以下で、賃料も上昇基調に入った為、今年の夏以降確実に上がるようです。マンハッタンは長期的に10年間で平均7%の上昇をしていると言われ、複利で計算すると単純にいうと、10年で2倍です。2000年代に10年で3倍になった上海などをみて来た私から見ると、新興国などと比較すると、物足りないとも言えますが、よく考えてみると、成熟した先進国でこれだけの価格上昇するところはもはや、ニューヨークとロンドン以外にはないかもしれません。
リーマンなどの金融危機でも他のアメリカの都市で暴落する中で、ニューヨークだけは、極めて価格は安定していました。シェールガスの可能性が取りざたされていますが、エネルギー自給国となり、今後はエネルギー輸出国となるアメリカの経済や財政が改善に向う見込みの中、米ドルの上昇(円の下落)とアメリカ経済の象徴であるニューヨーク不動産が上昇するタイミングが確実に来ています。
『ニューヨーク不動産投資、ではいつやるか?』
『今でしょう!!』 To be continued…….